授業開始は9:30から。
その前に正面玄関に掲示されてある時間割りを見て、クラスメートと教室を確認。「ええっと、教室どこだっけー？　急げいそげー」。
ちなみにこの日の1時限目は「国内地理」だった。

午前中、2限目の授業は「英会話アドバンスコース」。中・上級者向けの英語の授業だ。授業はすべて英語。講師はオーストラリアから来たリンダ・スパーリン先生。（美人です！）小峯くん、真剣なまなざし。「高校時代、オーストラリアにホームステイしたこともあって、英語は大好き。しっかり学びたいです」と、きっぱり。

ランチはお弁当を買う、という手もあるぞ。学校の前ではお弁当を売っている。外に出たくないときや雨の日、時間がないときなどにとても便利。教室で食べるのもよし、休憩室で食べるのもよし。

この日は軽くハンバーガーでも～お昼ごはんは外に出ることが多い。「駅のまわりには食べ物屋さんがいっぱいありますからねー」。この日は軽くハンバーガー。もちろんクラスメートと一緒だ。しばしの休憩おしゃべりタイム。

この顔つき、真剣そのもの。将来の仕事に直結する内容をしっかり学ぶ専門学校だからこそ、授業を聞いていても自然に真剣な顔つきになるのかもしれません。

実習が多いのもITHの特長だ。午後の1時限目は「レクリエーション実務」。講師は杉本真一先生。レクリエーションを通じて人と人とのコミュニケーションづくりを学ぶ。みんなでゲーム感覚で行う実習なので、ワイワイ楽しく学べる授業だ。

授業と授業の合い間には、やっぱりクラスメートと～男子も女子も、同じ空港関連の仕事を目指す仲間たち。だから休み時間にも自然に集まって雑談に花が咲く。

午後の3時限目、4時限目は奥田英子先生による「パソコン実習｡（基礎）」。わかりやすくスライドを使い、実際にパソコン操作を学ぶ。「パソコンはもちろんやったことありますが、あんまり得意じゃないです。基礎からしっかり学べてうれしい」と、小峯くん。

寮費は月に1万6500円！　安いでしょー。私のような地方出身者でも安心です

朝はけっこう早いですねー。
でも、もうすっかりなれました」 （笑）
研修先はホテル1Fのイタリアンレストラン「マーレ・ディ・オータニ」。 イタリア語で「オータニの海」という意味だ。

ワインを持つ手も、ちょっとぎこちない。でも、最初はみんなそう。接客はもちろん、レストランでのマナーから基本的な業務知識まで、現場で働きながら学んでいく。 朝食・昼食はホテルで用意される。

この日はITHの「週に一度のスーツデイ」。みんなスーツで通学です。 きりりとビジネススーツで身をかため、さっそうと徒歩5～6分のJR「海浜幕張」駅へ。

授業開始。今日の1時限目はフード＆ビバレッジ実習。講師はホテルマンとして20年以上のキャリアをもつ寺田宗高先生。

接客用語の唱和、姿勢の作り方から歩き方まで、実務に即した実習だ。「学校での勉強と仕事が直結していますから、とても役に立ちますね」。学んだことが即、次の日には実務に活かせる。これこそまさに夜間部ならでは。

この日の2限目は「ブライダル・ベーシック」。講師は元コンラッドトーキョーに勤務していた足澤（たるさわ）永子先生。ホテル業15年のベテランだ。披露宴のビデオを交えての楽しい授業に、ときには笑いも。「ホテルに就職するからには、ブライダルもぜひ学んでおきたい科目のひとつですね」。

みんな昼間は働いていたり、さまざまな事情を持つ夜間部のクラスメートたち。だから仲間意識がとても強い。「たまにはみんなで食事にでも行きたいね」。